RANDSEL COLUMN
ランドセル選び方 コラム
男の子のおしゃれなランドセルまとめ

1. 最近の男の子のおしゃれなランドセルはどんなもの?
ランドセルの形は様々!どんなランドセルの形が男の子に人気?

ランドセルの形はざっくり分けると、「学習院型」「キューブ型」「半かぶせ型」「横型」とあります。
「学習院型」は、昔ながらの形で、中村鞄製作所のランドセルもこちらのタイプに当てはまります。特徴として、ランドセルの背面のきわ部分に縁(ヘリ)を残して縫製するものです。ちなみに、この縁は傷や型崩れを防ぐ役割があります。
そのほかにもヘリがない分軽くてデザイン豊富な「キューブ型」、生地量が少ないため軽量化できる「半かぶせ」、教科書が取りやすくて普段使いも期待できる「横型」と、それぞれの特徴があります。
中でも、近年は「学習院型」のランドセルが人気の形です。最もメジャーな形なので色々なお店でも取り扱っています。デザインや色が豊富で、丈夫かつ十分な容量を持っているので、「学習院型」は多くのお子様に選ばれています。
最近のおしゃれなデザインのランドセルって?

ランドセルといえば、ここ最近はたくさんの色数が増え、かっこいい装飾を施したものからシンプルなものまで、選びきれないほどの種類がありますよね。
実は、ランドセルの売れ筋色には流行があり、最近のランドセルのデザインの流行は「シンプル」「シック」「ニュアンスカラー」です。
近年はSNSやネットの普及により親御さんとお子様もともにおしゃれへの関心が高まっている傾向にあるようです。中村鞄でも、男の子が黒や青ばかり選ぶというわけでもなく、意外にもキャメルやグレーなどシンプルで大人っぽいカラーのランドセルに関心を持つお子様が増えています。
また、今は様々なランドセルの色が増え、「ランドセルの色で周りから浮いてしまうかも」という不安よりも、「6年間飽きずに使ってもらえるか」を重視する親御さんが増えています。まさに、「シンプル」で「性別を問わない」お色味や、「シック」で大人っぽい色という、高学年になっても違和感のないランドセルが好まれているようです。
おしゃれなランドセルの色はどんな色?

少し前まで男の子のランドセルといえば黒というのが主流でしたが、昨今は黒以外にも茶色系やダークカラー、黒と他色のコンビネーションカラーなど遊び心あるランドセルが増えてきています。中には、ユニセックスカラーの筆頭であるキャメルがいい!といち早く手に取りに行く男の子も!
では実際のところ、2021年現在では男の子が選ぶランドセルは何色なのか?調査をいたしました。

【男の子】 黒…35% 青(紺も含む)…29% 緑…15% グレー…11% 薄い茶…5% 濃い茶…4% ピンク…1% (当社調べ / 2022年ご入学予定のお子様をもつ親御さん対象の「購入したor購入予定のランドセルの色」アンケート集計結果より)
アンケート結果を見ると黒が根強い人気を誇っていますが、次点でブルー系、グリーン系が人気のようです。年々、ブルーやグリーンの色味が注目を集めている傾向にあります。
男の子といえば黒!というイメージはあれど、そこにエンボスや刺繍、赤やブルーのステッチを選ばれたという方も多数いらっしゃいました。
2.男の子のランドセル選びで重視したいポイント
男の子が喜ぶのはどんなランドセル?素材の種類と特徴を調べましょう

初めてランドセルを選ぶ時や、大好きなお子さんのためと思うと、どんなランドセルなら喜んでくれるか気になりますよね。
男の子のランドセルを選ぶ時、たくさんのデザインがあって悩んでしまいがちですが、まず機能や耐久性なども視野に入れたいところ。
男の子の場合、力も強く元気いっぱいにお友達と遊んだりするお子様が多いため、しっかりとした作りのランドセルを選ばないと6年生になった頃にはもうボロボロのぺちゃんこ…という悲しいことになってしまうかも。
丈夫さを基準に選ぶランドセルの素材は、国産の人工皮革か天然皮革がおすすめです。
しかし例外として、天然皮革の中でも特別なお手入れが必要なヌメ革などのランドセルもありますが、もし定期的なお手入れの必要性やお子様の扱いに十分注意することに関して心配がある場合には、あまりオススメできません。天然皮革のランドセルを検討している場合、特別なお手入れが必要なランドセルかどうかをランドセル屋さんにて必ず確認しましょう。
また、ランドセルの素材選びにおいては、防水/防傷加工がしっかりされているものを選びましょう。雨や泥などで濡れたり汚れてしまったりした際にお手入れがしやすい素材だと、高学年の頃には薄汚くなってしまって残念…という思いをしなくて済みます。
中村鞄のランドセルは人工皮革に限らず、牛革ボルサ、馬革コードバンも防水/防傷加工をしっかり施しています!
重量も従来のランドセルと比べ、全体的に100gほど軽く作られている超軽量のランドセルと、軽くておしゃれなランドセルをお探しの方に大変おすすめです。
中村鞄では、男の子に主に選ばれているランドセルは牛革ボルサと馬革コードバン。それぞれの素材のメリットとデメリットをご紹介いたします。

人工皮革ベルエース メリット:3種類の素材のなかで一番軽い素材。牛革に匹敵する耐傷性を持っています。 デメリット:他の素材と比べると柔らかい革なので、型崩れに対して少し弱い
牛革ボルサ
メリット:工房系といえばこちらの素材が主流!人工皮革と違い、繊維質の密度が高く革自体が硬めなので型崩れに強い。
デメリット:やや重くなってしまう。中村鞄の人工皮革ベルエースと比べると130g程度(教科書1冊ぶん)の違いで、やや重いのを感じ取れるほど。
馬革コードバン
メリット:ツヤツヤサラサラなプレミアム感溢れる触り心地が魅力的!3種類の素材の中で1番の硬さと堅牢さを誇ります。6年間使っても全く型崩れしなかったと定評のある素材です。
デメリット:1,350gと重量があり、人工皮革と比べるとはっきりと重さの違いを感じるほど。
中村鞄では、男の子に多く選ばれているのが牛革ボルサです。比較的牛革製のランドセルの中でも100gほど軽い作りなので、重さも気にならない丈夫で良質なランドセルです。
また、中村鞄としては、小柄なお子様や通学路の長いお子様に対しては人工皮革ベルエースをおすすめしています。牛革ボルサと人工皮革ベルエースの大きな違いとして、130g程度の重さの違いと革の硬さの違いがありますが、傷のつきやすさに関しては同じです。ですので少しでも軽いランドセルをお求めの場合は、牛革の丈夫さに劣らない人工皮革ベルエースがオススメです。
見た目も大事ですが、一度は店舗や展示会にてお子様自身に実際に背負っていただいて、重量や背負い心地のチェックをしましょう。
派手な色はいじめられる?明るい色を選んだ時の注意点

およそ3〜4年前ほどに、男の子の人気が急上昇したキャメルのランドセルは、最初こそ皆が黒なのに浮いてしまわないだろうか?と心配されるケースもありました。
しかし昨今では、もうすでにキャメルや茶色のランドセルは男の子のスタンダード!そこに近年はグレーや紫、赤も加わってきており、だんだん性差の感じない色選びができるようになってきています。
それでもやっぱり、小学生になったときに心配になるのが、ほんの些細なことで起こりうる「いじめ」。「ランドセルの明るくて派手な色でいじめられたりしないかな?」という不安は今でもつきものです。
しかし、今の所ランドセルの色でいじめられるというケースはほぼありません。意外と周りの子たちのランドセルを見て自分にはない色に憧れたり、そういう色もあるんだーと自然と受け入れスルーするケースが多いそうです。
また、明るい色を選んだ際の注意点としては、「太陽光で退色・変色してしまわないか」、「汚れがつきにくいか・汚れがついても落としやすいか」をランドセル店でチェックしましょう。
特に明るい色のランドセルは、お店によっては太陽の光で色あせてしまって6年生になった頃には違う色に…という残念なケースも。色あせしない素材であるかどうかも意外と重要です。また、パステルカラーやホワイトカラーなど、暗い色に比べるとどうしても汚れが目立ってしまいます。高学年になるにつれてだんだん黒ずんだり薄汚れてしまって、素敵なデザインが残念な見栄えに… なんてことは避けたいですよね。汚れがつきにくく、水拭きなどで簡単に落ちる加工をしているかどうかをお店でチェックするのも大切です。

中村鞄のランドセルの3つの素材は、汚れもつきにくく、牛革・馬革でも特別なお手入れは必要ありません。
汚れが気になる場合は、水拭きで簡単に落とすことができます!水拭きでも落ちづらい脂汚れは、市販の革靴クリーナーなどで軽くこすっていただくだけで十分です。
また、定期的に乾拭き・水拭きしていただくことで新品同様の綺麗さを保っていただけます。
色選び以外で失敗しないランドセル選び

色々なデザインがあると目移りしてしまいますが、見た目で失敗してまうことも…
まず一番は背負い心地が良いかをチェックしましょう!デザインに一目惚れしたけれど、「重くて通学が辛い」「背負ってみたら肩に合わなかった」「6年生になったら身長が伸びて背負えなくなった」などなど、後悔されるパターンも実際にあります。見た目が気になるのは最初だけで、意外と2年生に上がる頃には「荷物を運ぶかばん」という認識の方が強いそうです。
しかしランドセルをお子様と一緒に選ぶというのは一大イベント。見た目も視野に入れつつ、あらかじめ気になるお店を絞って行って、色々な素材を背負い比べてみるのがおすすめです。
ランドセルに修理保証がついているかをチェックするのも大切です。
1年生から6年生の間で、ランドセルが背負えなくなるくらいの損傷や汚れがついてしまった際、修理保証がないと困ってしまいます。
また、修理保証内容も重要です。
・送料が無料であること
・修理に出してしまった際にランドセルをレンタルしてくれるサービスがあること
・無料保証があること
上記の条件があるお店を選ぶとより安心です。
意外と盲点!使っている部品の素材も大切です。
ランドセルといえば、色々と種類がありすぎて全部同じに見えてしまうかもしれませんが、よ〜く見るとそれぞれのお店によって使っている金属や樹脂、パーツなどの違いがあります。
特に重要視したいのは背カンの部分!背カンはベルトとランドセルを繋ぎ、背負い心地に直結するパーツです。調べてみると、背カンは樹脂製のものが多くありますが、どうしても樹脂製だと耐久性が低く、より頑丈なものとなると厚みが出てしまい、お子様の体型によっては背中に当たってしまうことも。
なるべく背カン部分は薄型で、6年間耐久可能な金属製のものがおすすめです。
工房系のランドセルはすぐ完売してしまうことも。
「来年入学だから、来年1月に入ってからランドセルを探そう」ではもう遅すぎてしまうのです!
実は工房系のランドセルは、言ってしまえば早い者勝ち!工房系のランドセルは例年、入学2年前の11月ごろからカタログ請求を受付開始し、入学1年前の3月ごろから販売を開始します。工房系のランドセルのお店によっては、なんと5月には全商品完売してしまうことも…!!
もし工房系のランドセルで好きな色を買いたいとお考えの方は、余裕を持って入学1年前の1月〜3月からお店の検討・絞り込みを考えましょう。
中村鞄は、必ず毎年全商品完売します。( 完売次第終了です。キャンセル待ちはございません。 )
例年、平均して6月下旬になると2〜3個ほど完売商品が出てくる傾向にありますので、やはり好きな色を余裕を持って選ぶ場合は5月までには検討した方が安心です。